楠田大蔵

【楠田大蔵】国会閉会、同日選回避

 解散政局で揺れた5月もようやく終わりを告げ6月に入りました。この間の過程を見て一言で言えば、安倍政権の終わりの始まりになったと感じます。

 先日敢えて衆参同日選はありうると書き、安倍政権のあり方に疑問を呈しましたが、解散のかの字も考えていないと言いながら、安倍総理は確実にその可能性を探っていました。

 最終的に実行に移さなかったのは、単独でも参院選に十分勝てると判断したからだといいます。やはり権力をもてあそぶ宰相と言わざるを得ません。

 更には、先の衆院選で二度と延期することはないと断言した消費税引き上げをいとも簡単に二年半もさらに延期するとしたことも大いに疑問です。

 消費税引き上げを延期する是非を国民に問うという一点で、任期の半分にも満たず急遽解散をした先の衆院選の正統性も問われる著しい公約違反です。

 ことは将来世代への新たな負担の付け回しに他なりません。自らの政権延命の為に手段を選ばない安倍政権のあり方は我々責任世代にとっても受け入れがたいものです。

 しかも、そうした重大政策変更を意図的に国会の場では明らかにせず、閉会後に記者会見で一方的に発表する手法も健全な議論を避けた極めて恣意的なものです。

 更には、このような政策や解散についての大転換をわずか一日や二日でほとんど議論なく自民党や公明党が簡単に受け入れてしまったのも異常です。

 先のサミットにおける世界経済危機の指標について麻生副総理兼財務大臣すら事前に知らなかったという官邸の行き過ぎた一極集中も顕在化してきました。

 今まで盤石と思えた安倍政権もあらゆる面でほころびが見えてきました。今こそ我が党更には我々世代が積極的にその対案を提示し、受け皿とならなければなりません。


出典:http://www.daizoo.com/column/diary.cgi?no=632


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