階猛

【階猛】あまりにも不自然-甘利前大臣の疑惑

【民進党】【階猛】あまりにも不自然-甘利前大臣の疑惑

通常国会が終わり、参議院選挙が近づいてきました。私たち衆議院議員も選挙の準備に追われていますが、いうまでもなく本来の仕事場は国会です。衆議院議員である甘利前大臣は、UR(都市再生機構)と立退料の交渉をしていた建設会社側から、口利きの報酬として現金を受け取った疑いで1月末に閣僚を辞任。それ以来、睡眠障害を理由にいっさい国会に姿を現さず、疑惑を晴らす説明も、自ら交渉したTPPの説明もしていません。

にもかかわらず、国会閉会前日の5月31日に検察が不起訴処分とすると、閉会直後の6日に、突如記者会見し、体調が回復したとして活動を再開しました。しかも、この日は舛添都知事も政治資金の不適切な支出につき釈明会見を行ったため、その陰にかくれて報道の扱いは小さなものでした。自民党の幹部は、「元気になったのは喜ばしいことで、参議院選挙では、自民・公明両党の公認候補や推薦候補の当選に向けて頑張ってもらえる」と驚くべき発言。あまりに常識から外れた不自然なことばかりで唖然とします。

第一に、甘利氏やその秘書たちが建設会社側から現金を受け取った事実は明らかなのに、なぜ何のお咎めもないのでしょうか。私の同僚議員は、現金を受け取ったことは記載していたのに、受け取った時期を数か月ずらして記載したという理由で政治資金収支報告書の虚偽記載の罪に問われ、失職しました。今回は、そもそも現金を受け取ったこと自体、記載されていません。そればかりか、甘利氏の口利きに期待して現金が渡され、結果、立退料も増えていることから、あっせん利得罪やあっせん収賄罪が成立する可能性も高いといえます。東京地検特捜部が甘利氏とその秘書を不起訴にしたことは、極めて不自然です。

第二に、百歩譲って甘利氏が病気で国会を休んだことは認めたにせよ、回復後にまずやるべきことは選挙の応援ではなく、自らの疑惑に関して国会で説明責任を果たすことです。記者会見では、「弁護士と相談して、適切な時期に説明させてもらいたい」と語っていますが、その弁護士が誰なのかも分かりませんし、説明時期を相談してずらせるのであれば、説明の内容も甘利氏の都合のいいものになるのは火を見るより明らかです。舛添知事と違って、甘利氏の言動へのマスコミの批判が手ぬるいのも非常に不自然です。

民進党は6日午後、「甘利前大臣疑惑追及チーム」の会合を国会内で開き、いまだに説明責任を果たさない甘利氏に対して、国会で説明責任を果たすよう求めました。私もその一員として、自らの使命を忘れつつある東京地検特捜部やマスコミに代わり、あまりにも不自然で不誠実な甘利氏を厳しく追及していきたいと思います。


出典:http://shina.jp/a/activity/9363.htm


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