大西健介

【大西健介】通常国会閉会

【民進党】【大西健介】通常国会閉会

【民進党】【大西健介】通常国会閉会


1.消費税引き上げ再延期

 150日間の会期を終え、通常国会が閉会しました。会期末には、安倍首相が来年4月に予定されて歌消費税率10%への引き上げの時期を2年半延ばすことを決めました。
 消費税率の引き上げは、野田政権で民自公の三党の合意で決めたことですが、一昨年の11月安倍首相は当初昨年10月となっていた税率引き上げの時期を1年半先送りにしました。
 その時、安倍首相は「再び延期することはない。三本の矢を前に進め、(増税できる)経済状況を作り出せる。」と断言し、衆議院を解散しました。
 今回の再延期は、消費税率引き上げ可能な経済状況を作りだせなかったアベノミクスの失敗を自ら認めるものであり、このまま行けば、再延期しても同じことの繰り返しになりかねません。
しかし、安倍首相は、アベノミクスの失敗を認めたくないので、伊勢志摩サミットで、リーマンショックを引き合いに出し、消費税引き上げの延期を正当化しようとしましたが、参加各国の賛同は得られたとは言い難い状況です。
再延期については、麻生副総理兼財務相や稲田政調会長から、解散総選挙で信を問うべきという声が上がり、一見すると不協和音のようにも見えますが、私はガス抜きのための芝居と受けとめました。
野党4党は、共同で内閣不信任案を提出し、これに対抗しました。不信任案提出は、解散の呼び水になるおそれがあると一部に消極的な意見がありましたが、私は野党が選挙を恐れてはいけないと思います。選挙がなければ、数は増えないのですから、いつでも受けて立つ覚悟を持つべきです。
2年半後は、安倍首相の自民党総裁任期の後となり、財政再建や消費税率引き上げ可能な経済状況好転に安倍首相は責任を持てるのか。また、消費税率引き上げ分の財源を使って行う予定の社会保障や子育て支援の充実はどうなるのか。来るべき参議院選挙の中で、問いただしていかなければなりません。

2.甘利に始まり甘利に終わった国会

 会期末の5月30日の夜、甘利前経済再生担当相を巡る現金授受問題で、東京地検特捜部が甘利氏本人から任意で事情を聴いたことが分ったとのニュースが流れました。
 思えば、1月28日の突然の大臣辞任に始まり、会期末の起訴見送りによる幕引きと、甘利に始まり甘利に終わった国会でした。
 元東京地検特捜部検事の郷原弁護士が「ストライクゾーンが狭く設定されたあっせん利得処罰法の処罰の対象の、まさにど真ん中のストライクに近い事案だ」と断言したように、これで秘書も不起訴ということになれば、あっせん利得処罰法は、国会議員及び秘書には適用されないザル法ということになってしまいます。秘書が受け取った多額の現金や接待が何の罪にも問われないのは世間の常識と大きくかけ離れています。本件では、証拠となる録音等が多数残されており、10回以上UR担当者と面談し、金額交渉に関与したことは明白です。検察審査会にかかれば、強制起訴となることは間違いないと思います。
 甘利氏は、説明責任を果たすと言いつつ、辞任会見以来、姿を現さず、睡眠障害を理由に結局、国会にも一度も登院しませんでした。ところが、国会閉会を待っていたかのように、政治活動再開を表明しました。国民をバカにしているとしか思えません。
 結局は、消費税率引き上げの再延期が決まり、TPP関連法案の審議先送りが決まった中、経済再生担当相としてアベノミクスの司令塔を務め、TPP交渉では交渉当事者としてその過程を最もよく知る甘利氏は、国会会期中は、野党の追及を逃れるために隠れていたということです。
 国会が終わった途端に政権の注目は、舛添東京都知事の「公私混同」問題に集まりましたが、むしろ、同じ政治とカネに関する問題でもより悪質なのはむしろこちらの方です。
 私が「甘利問題」を国会で追及していることについて、「悪目立ちしている」と批判や心配の声があることはよく分かっています。しかし、これは不問にできる問題ではなく、誰かがやらねばならないことであり、承知の上で役割を果たしていることをご理解いただければ幸いです。
 私は、与えられた役割を果たすことが自らの成長につながるし、それも満足にできないで次のチャンスなど回ってこないと信じています。

3.「民主党2009年組」対「自民党2012年組」

 不倫問題で辞職した宮崎謙介代議士だけでなく、未公開株をめぐる金銭トラブルで自民党を離党し、未成年男性を議員宿舎に連れ込んで買春していた疑惑が報じられた武藤貴也代議士、同僚の門博文代議士との不倫路チューが報じられた中川郁子代議士、「マスコミを懲らしめろ」発言など失言を繰り返す大西英男代議士、彼らはすべて自民党が政権復帰した2012年の選挙で風に乗って当選した代議士です。自民党2012年組の中には、今国会中、一度も質問していない人も多くいます。
 私は、今国会、18回の委員会質問に立ち、うち7回は、NHK生中継のある総理出席の委員会で質問に立たせていただきました。今国会は、私と同期の2009年当選組の若手が活躍した国会でした。TPP交渉過程を記した黒塗り資料を追及した玉木雄一郎代議士、「保育園落ちた」ブログを予算委員会で取り上げ政調会長に抜擢された山尾しおり代議士も私の同期です。過去2回の厳しい選挙を勝ち抜き、国会でも活躍する民主党2009年組と軽はずみな行動や失言が目立つ自民党2012年組、どちらがこの国の未来を託す相手なのか答えは明らかです。
 民主党の歴史を築いてきたのは、野田前首相や岡田代表といった先輩です。これからの民進党は、我々、40代、当選3回以下の若い仲間が創っていかなければならないと思います。
国会が閉会すると、いよいよ参議院選挙に突入です。愛知は、今回から定数が1増えて4人区になります。私たち民進党は、現職の斉藤嘉隆議員に加えて、新人として伊藤たかえさんを擁立しました。二人当選に向けて私も全力で頑張ります。
参院選の後には、民主・維新合流の時の約束でもある党員・サポーターを交えての党代表選挙も行われます。「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」という聖書の言葉のように、民進党という新しい革袋に新しい酒を注げるように、私も若手の先頭に立っていきたいと思います。


出典:http://onikenweb.seesaa.net/article/439049895.html