杉村慎治

【杉村慎治】年間4億5000万日分の「消えた有休」

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内閣府の「年次経済財政報告 2009年版」によると、
日本には、国民全体で、年間4億5000万日分の有給休暇が取得されずに眠っているようです。

これは異常な数字です。

先に挙げた報告書には、
「これが完全に消化されたと仮定して、雇用者1人につき1日当たり1000円の追加的な消費が行われるとしよう。その場合、GDPの約0.1%の個人消費が誘発されることになる。おそらくこれは控え目な仮定であり、長期の家族旅行などが追加的に行われるならば、より大きな効果も期待できよう。」とも明記されています。

「消えた有休」は、労働問題であると同時に、需要不足の原因でもあるのです。

また、有給休暇の取得率は総じて大企業で高い反面、
飲食・宿泊、小売といったサービス業では極めて低くなっています。

これは収入格差のように表面化してはいませんが、隠された格差問題と言えるでしょう。

私、杉村しんじは、年間4億5000万日分の「消えた有給休暇」と向き合い、
国民の有給休暇取得率100%を目指し、全力で働いて参ります。

ところで昨日は、新しく制定された祝日「山の日」でした。
8月11日が「山の日」となったのには特に由来や根拠はなく、
お盆休みと連続させやすい利点があるとして、この日が選ばれたとのことです。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨には私も賛同しますが、
「まとまった休暇が増えれば、レジャー消費が増える」といった理由で祝日の日付を決めるくらいであれば、
国会が一丸となって、年間4億5000万日分の「消えた有給休暇」と向き合うのが先だったのではないでしょうか。

国民の有給休暇取得率が上がっていれば、
「山の日」は山岳会が当初希望していた6月第1日曜日となっていた可能性もあるのです。

私は、年間4億5000万日分の「消えた有休」の問題を解決できない国会は、
国民の代表と胸を張って言えないのではないかと考えています。

この「消えた有休」問題については、今後も引き続き喫緊の政治課題として取り上げていきたいと思います。

【参考「平成21年度 年次経済財政報告」】
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je10/10b02020.html


出典:http://ameblo.jp/sugimurashinji/entry-12190009428.html


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