木内孝胤

【木内孝胤】【『生前退位』(譲位)について】

皇位継承問題や皇室典範の改正などについてコメントすること自体が畏れ多い気がしていたが天皇陛下のお言葉を頂戴してから考えたことを現時点でまとめておきたい。 個人の考えは一時的に封印しながら論点を整理するのが目的。

・『生前退位』を実現する場合に必要な制度変更は①皇室典範改正、②特別立法、③憲法改正
報道では『生前退位』には憲法改正が必要だという論調や皇室典範改正に慎重/否定的な方からは一代限りの特別立法という意見も

・『生前退位』を議論する主体は①有識者会議、②皇室会議、③衆議院・参議議員特別委員会の設置
17年の皇室典範改正の議論の際は有識者会議。当時は女性・女系天皇を認める方向で人選されたと推察される。今回も有識者会議となると安倍政権の考えに沿った人選がされると推察される。

・スケジュール感
今後1-2年間で結論を出して3年以内に施行
繊細で高度な問題にて1-2年の議論で議論がまとまるか不透明ながら今上天皇のご年齢を考えると3年以内の実現が望ましい

・摂政について
天皇陛下はお言葉の中で摂政については問題が多く役割は果たせないと。その問題点の確認

・浩宮殿下が天皇に就任時の皇太子不在問題
皇太弟とするか

・象徴天皇のあり方
①象徴天皇、②国家元首
象徴天皇としての役割を強調なさっている中で、陛下のお気持ちに寄り添うということはそのまま素直を受け入れすぎないことも含有されているのか慎重な対応が必要

・皇位継承問題について
①女性・女系天皇、②女性宮家、③旧宮家復活
女性・女系天皇を認める皇室典範改正、愛子内親王を天皇陛下にいただくとする平成17-18年の議論をどうするか
平成23年の女性宮家創設の議論について

・万世一系の歴史を重視し、女性・女系天皇に否定的な方の解決の具体策
①旧宮家復活、②世襲親王宮家、③側室制度復活(という意見はないと思うが)

・浩宮殿下、秋篠宮殿下、悠仁殿下の皇位継承順位の中で、浩宮殿下から秋篠宮殿下へ譲位の際の決定方法
浩宮殿下が80歳でご健康ながら秋篠宮殿下に譲位をなされたいとお考えの場合は誰のどのような仕組みで実現可能か
『生前退位』をどのように実現するかを突き詰めると、次世代に悠仁親王殿下が唯一の皇位継承者であることを放置している政治の怠慢に対して天皇陛下がきちんと問題解決に向けて動きを開始するように、象徴天皇として政治力は行使しない慎重な物言いながらも問題提起してくださった。叡智を絞って1-2年での問題解決に向けて国民とともに議論を早急に深め結論を出して参りたい。


出典:http://takatane.com/blog/2016/08/17_4665/