大串博志

【大串博志】国債の返済金利に垣間見える危機的な状況

もうすぐ来年度予算案についての概算要求の時期。

さて、私が注目するのは、国債、つまり国の借金を返済するための予算の見積もり。当然、どれくらいの金利で借金を返済するのか、その見込みが予算額に大きな影響を与えます。

この金利、2パーセントから、1.6パーセントへとだんだん下がってきています。その背景は、日銀がマイナス金利を含む低金利政策をとっているから。

金利が低いと借金の返済にかかる予算が少なくてすむので、一見良さそうに見えます。しかし果たしてそうか。

日銀が低金利になるような政策をとっているということは、それだけ日銀が自ら国の借金をかかえる政策をとっているということです。

すなわち、国の借金の負担が、「政府」から「日銀」に移っているだけ。しかも、それはあるべき姿ではありません。

中央銀行が国の借金を負担するというのは、経済の世界で言うと末期的状況です。日本の財政は、年々、危機的な状況に近づきつつあります。


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