高井崇志

【高井崇志】まもなく始まる「臨時国会」に備えてヒアリングを行っています。…

まもなく始まる「臨時国会」に備えてヒアリングを行っています。

昨年9月に強行採決された「安全保障法制」の中で、大きな議論となった「駆け付け警護」についてヒアリングを行いました。

「駆け付け警護」は、PKO活動を行っている自衛隊が、PKO活動に従事する者や日本大使館員、NGO職員等が攻撃を受けた際に、武器を使用することができるように法律(国際平和協力法)が改正されました。

現在、南スーダンでのPKO活動に参加している自衛隊員は350名で、このうち290名が医療や給水活動、施設や道路の整備を行う「施設整備部隊」で、60名が武器を持ってその警護にあたる「警備部隊」ですが、今回の法改正によって、「施設整備部隊」も含めて「武器を使用しての救援活動(駆け付け警護)」に従事することになるそうです。

ところが、政府は相変わらず「自衛隊のリスクは変わらない」と言い張ります。「リスク」とは「ハザード(危険な業務量)」×「可能性」で客観的に算出されるものですが、情緒的な答えしか帰ってきません。

昨年の安全保障特別委員会での質疑で、私は何度も中谷防衛大臣に対して、「自衛隊のリスクは高くなることを認めた上で、そのリスクを下げるための対策を議論すべきではないか?」と問い質しましたが、まともな答えは返ってきませんでした。(さらに驚くべきことに、安倍総理は自民党のインターネット番組で「リスクは変わらない」どころか、「リスクはむしろ下がる」と発言しています。)

このような政府の姿勢では、自衛隊員のリスクを下げるための対策の議論が前に進みません。この問題は、臨時国会で徹底的に議論してゆきます。


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