階猛

【階猛】「ネット」から「ネットワーク」へ-県内市町村ヒアリング

c3197287e0


9日、蓮舫代表をはじめ民進党本部と岩手県連のメンバー約20名で岩手県内の台風被害の状況を調査しました。災害直後は交通網の寸断により到達できなかった、野田村の安家川の河口にあるサケ・マスのふ化場にも伺いました。上流から大量の土砂や流木が押し寄せ、周辺の施設、事務所、橋は壊滅的な被害を受けました。震災時の津波で全壊した施設を11億円かけて復旧し、サケの採卵や稚魚の放流が軌道に乗ってきた矢先のことでした。

ふ化場の周りに、産卵のために遡上してきたサケの群れが見えましたが、定置網も破壊され捕獲できません。サケが目の前にいるのに仕事ができない漁協の皆さんの無念さは察するに余りあります。震災復興の時と同等以上の支援が必要と感じました。

と同時に、「ネットワーク」という言葉をふと思い出しました。直訳すれば、「網」と「仕事」。まさに漁業ですが、通常は交通ネットワーク、通信ネットワークといった、地域どうしや人間どうしを何らかの手段で網の目のようにつないだ様子をネットワークと表現します。しかし、単に網の目のようにつなぐだけなら、「ワーク」という言葉は不要です。「インターネット」とは言いますが、「インターネットワーク」とは言いません。

「ネットワーク」と言う以上は、漁業のようにネット(網)とワーク(仕事)が一体となっている必要があります。国も地方も財政が厳しさを増し、人口が減少する中で、単に「ネット」を作るのではなく「ネットワーク」を作る知恵と実行力が地域発展のカギを握るのではないでしょうか。

毎年この時期、党岩手県連では、県内33市町村からの要望を伺い、県政や国政に反映させるためのヒアリング活動を実施しています。12日には、私と畑こうじ前衆議院議員、地元の自治体議員らで紫波町、雫石町、矢巾町、盛岡市、滝沢市を順次訪問し、首長はじめ自治体幹部の皆さんから様々な要望を伺いました。

その中で、「ネット」を「ネットワーク」にするための支援要望が増えつつあります。例えば、高速道路という「ネット」に簡易なインターチェンジを作って人を呼び寄せ、商業や観光業などの「ワーク」を増やしたり、バイパスという「ネット」が完成して空洞化しつつある中心市街地周辺に「道の駅」を作り、新たな「ワーク」を生み出したりなどです。

民進党も、国会議員、自治体議員が結びつき、一緒に仕事をする「ネットワーク」型の組織になる必要があります。そのために、岩手県連が率先して活動し、災害調査や市町村ヒアリングで頂いた要望を一つでも多く形にしていきたいと思います。


記事一覧