岡田克也

【岡田克也】【ブログ】日米首脳会談─お互い親しくなったのは良かったが、具体論はこれから

thedemocraticparty

民進党前代表の岡田克也常任顧問が、日米首脳会談の評価、今後トランプ大統領を通して米国から求められること、懸念することを解説しています。

出典 : http://ameblo.jp/okada-katsuya/entry-12247842396.html

日米首脳会談が終わりました。基本的には両国の首脳が、お互い親しくなったということは良かったと思っています。日米両国間の首脳がお互いを理解し合うということは重要なことです。

トランプ大統領に対して、さまざまな懸念があります。法の下の平等、基本的人権の尊重、そういった価値観が重要だと考えている人々から見れば、大統領の最近の言動に対し、率直な指摘をすべきだったとの意見があります。触れるのか触れないのかというのは1つの判断ですが、安倍総理としては、まずは親しくなることが大事だと判断されました。私は残念に思っています。

今回の首脳外交の中で、評価できる点は2点だと思っています。

1つは日米同盟について、その重要性、特に尖閣が安保条約の対象範囲内であることを共同声明という公式文書の中で明確にしたこと。

そして、もう1つは、より日本に対して理解が深いと思われる副大統領と麻生副総理との間で経済問題を議論する。いわば、トランプ大統領と切り離して議論するということになったことです。

この2つについては、日本の外務省、財務省、経産省、防衛省の官僚が、かなり努力して勝ち得た成果だと思っています。

ただ、具体的にこれからさまざまな問題について議論していかなければなりません。安全保障についていえば、日本の自衛隊が、米軍にどこまで協力するのか。後方支援、あるいは集団的自衛権の行使について、具体的にアメリカから求められる、そういうケースもあるかもしれません。

経済について言うと、為替レート、そして自動車、農産物、そういった各論について議論はこれからです。さまざまな困難を乗り越えていかなければならないと考えているところです。

最後に、トランプ大統領がこれからどうなるか。さまざまな大統領選挙の時の発言の軌道修正が始まりました。「1つの中国」を認めたと伝えられることなどはその1つです。次第に共和党主流派との調整はなされていくでしょう。しかし、その過程において、さまざまな対立や混乱が政権の中で起こるリスクというものを想定しておかなければならないと思います。


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