桜井充

【桜井充】桜井充メルマガ:「​食が危ない」

thedemocraticparty

民進党の桜井充参院議員が、主要農作物種子法を廃止する法律案が可決されることについて、この法案が可決されることで民間参入がしやすくなる一方で、食の安定供給がされなくなる可能性があると問題点を指摘しています。

出典 : http://dr-sakurai.ecgo.jp/blog170413191622.html

種子法の廃止法案が委員会で可決された。明日の本会議で与党の多数で成立する見込みである。国民の皆さんにしてみれば、一言「種子法」と言われても良く分からないし、自分たちの生活にどのような関係があるのかについてもピンとこないのではないかと思う。

「種子法」は主要農作物の優良な種子の生産及び普及を促進する法律である。これまでこの機能は主に都道府県が担ってきた。例えば、北海道でも美味しいお米が生産されるようになったが、これは北海道の農業試験場が品種改良を行い、「きらら」という寒冷地でも育つ稲を作ったからである。

これは北海道に限ったことではない。宮城県の米は、以前は「ササニシキ」が主流であったが、冷害に弱い等の問題があったので、ひとめぼれに変わってきた。ここにきて、もう一度美味しいササニシキを作りたいということで、品種改良を行い、冷害に強い「ササムスビ」が開発された。

このように、これまで都道府県が主体で行い成果を上げてきたのだが、民間参入しにくいという理由だけで、「種子法」が廃止されることになった。この流れを作ったのは、相変わらず市場原理主義者の集まりの会議である。

これは本当に大きな問題である。何故ならば、種子がなくなれば食べ物もなくなってしまうからである。民間に任せるという事は、私たちの食を民間に委ねるという事である。種子を独占すれば、高い値段で売りつけるようになるだろうし、儲からなければ撤退する、要するに安定供給されなくなる可能性があるのである。

「種子が消えれば、食べ物も消える。そして君も」これはベント・スコウマン元国際コムギ・トウモロコシ改良センター・ジーンバンク担当者の言葉である。自分たちの利益だけを考え、公共性を無視する。このような人たちの考えで、この国の制度が変わっていく。

恐ろしい話だが、これが安倍政権の本質である。安倍政権がどのような事をしているのか、国民の皆さんに本質を見抜いて欲しいと願っている。

参議院議員・医師 桜井充


記事一覧