大串博志

【大串博志】安倍総理の権力維持のための改憲論議か

thedemocraticparty

民進党の大串博志政務調査会長が安倍総理が憲法改正を持ち出していることは、総理が後世に名を残したいがために過ぎないと指摘しています。憲法は国民のためのものであり、「未来志向の憲法を国民とともに構想する」ことが必要であると訴えています。

出典 : http://oogushi.ldblog.jp/archives/52491213.html

憲法記念日の今日、各地で憲法を考える集会が開催されました。そして今日の新聞朝刊に、安倍総理のインタビュー記事があり、安倍総理としては2020年に新憲法を施行できるようにしたい、その際には憲法9条に自衛隊に関する規定を書き込む形で改正することを目指したいと述べていました。

私はこれを見て、安倍総理は総理としての自分の「レガシー」作りのために、憲法改正の議論を弄んでるように思えました。

そもそも振り返って見ると、安倍総理は当初、憲法改正手続きのハードルを下げるため、96条の改正を主張していました。これが「裏口入学的だ」と批判を浴びるとこれを言わなくなり、それに続いて憲法解釈の変更、すなわち集団的自衛権は現行憲法でも認められるとする、邪道を行きました。

さらにその後、参院選で勝って両院で3分の2を超える改憲勢力の議席を確保した後は、緊急事態条項の検討は重要だと言い出し、これにも支持が広がらない中で、教育無償化を憲法に新しく入れることを言い始めました。

そして今度は、憲法9条です。おそらく北朝鮮をめぐる現在の状況を受け、自衛隊を憲法上位置付けるという主張をすることには「追い風」が吹いていると考えたのではないかと思います。

これらの経緯をずっと追ってきた私としては、安倍総理というのは、とにかく何でもいいから「憲法を改正した」という実績を作りたいと考えているとしか思えません。それが総理大臣としてのレガシーだとして、後世に名を残したいという考えなのでしょう。

しかもそれを掲げて自民党総裁選を勝ち抜き、出来るだけ長く総理の座にいることを狙っているように見えます。

憲法改正のための憲法改正。改憲自体が自己目的化していると言わざるを得ません。しかも自らの権力の維持という、よこしまな目的と結びついて。

憲法は、言うまでもなく国民のものです。権力者のものではありません。ましていわんや権力者が自らの権力を維持、延長するために憲法改正を利用するとしたら、想像もしたくないような世の中です。

憲法は国民のもの。だから私たち民進党は繰り返し、「未来志向の憲法を国民とともに構想する」、そう言い続けています。これが私たちの改憲論議に対する固いスタンスです。それは安倍総理の、憲法に対する「上から目線」の向き合い方とは対極をなすものです。


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