岸本周平

【岸本周平】子ども保険は万能か?

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財務省出身で小泉政権時代に内閣府政策参与を務めていた岸本周平衆院議員が、自民党の小泉進次郎氏らが提言している「こども保険」について、子育ては保険という仕組みになじまないと批判。消費税を10%に増税した際に1%分を幼児教育や保育の拡充にあてるように再設計すべきと訴えています。

出典 : http://blog.shuheikishimoto.jp/archives/55611708.html

子育て支援の財源を年金保険料に上乗せして取る「子ども保険」の構想が発表されました。

厚生年金で労使0.1%、国民年金で月160円上乗せして、児童手当を月5千円増やすというものです。

一見すると子育て世代にやさしい制度のようですが、子育ては保険という仕組みにはなじみません。

保険は失業や、病気などの誰もが負うリスクをカバーするものです。

子どものいない人まで保険料を取るのはりくつが合いません。

何より、定率、定額の保険料は所得の低い人ほど負担の割合が高くなります。いわゆる逆進性の高いしくみです。

国民は増税には反対でも、保険料なら仕方がないかと思って、これまでも社会保険料は限界まで引き上げられてきました。

しかも、今の社会保障の問題は、高齢者の負担が少なく、給付が手厚くて、現役世代との間に大きな不公平があることです。

年金保険料では高齢者の負担はゼロです。これでは、選挙対策だと言われてもしかたありません。

今、8%の消費税は引き上げが延期されていますが、次に10%に引き上げる際に、1%分を幼児教育や保育の拡充にあてるように再設計すべきです。その際にも、現金給付よりも保育サービスの充実や放課後の補習授業などの現物サービスに使えば、教育格差の是正につながります。

子育て支援の財源には、医療費のムダづかいやお金持ちの高齢者の基礎年金(税金が使われています。)をカットするなど、まだまだ工夫の余地があります。

耳ざわりは良いですが、子ども保険は不公平なしくみなので、反対すべきだと思います。


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