岡田克也

【岡田克也】本会議代表質問―根本的問題を指摘

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岡田克也常任顧問が、安倍総理の所信表明演説に対する代表演説の内容について説明しています。北朝鮮問題、日米関係、人口減少問題と財政健全化問題について取り上げています。また安倍総理が、野党に建設的な議論を呼びかけるのならば野党の質問時間を減らすのは間違いだと述べています。

出典 : http://www.katsuya.net/topics/article-7251.html

衆院会派「無所属の会」を代表し、衆院本会議において、安倍総理の所信表明演説に対する質問を行いました。私が取り上げたのは、北朝鮮問題と日米関係、そして、人口減少問題と財政健全化問題です。

まず、北朝鮮問題については、総理が言われた「北朝鮮にその政策を変更させるため、国際社会と共に圧力を一層強化させる」という考え方は、基本的に同じ意見であると申し上げたうえで、いくつか懸念事項を指摘しました。

先の日米首脳会談で、「今後とるべき方策について、完全に見解の一致をみた」と総理は述べられたのですが、例えば、ティラーソン国務長官が述べている「北朝鮮に体制転換は求めない」という考えは、日米首脳間で共有されているのか。そして、朝鮮半島有事における、6万人の在韓邦人、つまり韓国にいる日本人の退避計画について、きちんと話し合われたのか。

朝鮮半島で軍事衝突が発生した場合に、日本が直接の標的になることも高いと言わざるを得ません。そういう中で、内閣総理大臣の最大の使命は、国民の命と平和な暮らしを守ることだという観点から、少なくとも先制的な軍事行動は選択肢から外すよう、トランプ大統領を説得すべきだと指摘しました。背景にあるのは、「『全ての選択肢がテーブルの上にある』とのトランプ大統領の立場を一貫して支持している」との安倍総理の発言です。

内政については、人口減少問題と財政健全化問題について質問しました。

人口減少問題は、もちろん、働きながら子育てできる環境整備を行うこと、幼児教育の無償化などが重要です。しかし、日本の少子化・人口減少の根本原因は、未婚化・非婚化にあります。結婚を望みながら経済的な理由で、それを諦める人が数多くいることです。そして、その背景にあるのが、労働者派遣法の改悪など、非正規の働き方を拡大する安倍政権の誤った政策です。より安定した働き方を可能とし、格差を是正することこそが重要であると強調しました。

財政健全化については、安倍総理は、所信表明演説でほとんど言及しませんでした。将来世代に大きな負担を強いないためにも、そして、今の世代の社会保障を維持するためにも、財政の健全化は待ったなしです。そういう観点から具体的な提案を行ったところです。

そして最後に、安倍総理が、与野党の枠を超えた建設的な政策論議を所信表明演説で呼びかたことについて、賛成だが、そうであれば、野党の質問時間を大幅に削減するのは間違いである。野党との論戦にあたって、正直に説明することがなければ、安倍総理に対する国民の信頼は戻らないと指摘しました。

さらに、歴代総理は、野党の主張にも謙虚に耳を傾け、敬意を払い、良い提案については取り入れる度量の広さがあった。安倍総理にその姿勢が決定的に欠けている。国会における建設的な論議を行っていくために、その姿勢を改める決意を聞かせていただきたいと申し上げ、質問を締めくくりました。


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